公開: 2021年10月16日
更新: 2021年10月16日
1970年代、H. ミルズは、当時、一般的に使われていたウォーターフォール開発法がリスクの高いプロジェクトには、結果として開発生産性を低めるようにしか働かないことを指摘し、その問題を解決するやり方として段階的開発法を提案した。
1983年、ソフトウェア工学国際会議の基調講演において、F. ブルックスは、段階的開発法が、リスクの高い大規模ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、失敗のリスクを合理的に管理するやり方として有望な方法であると主張した。彼は、その後、IEEE Computerに発表した論文でも、同じことを述べている。
大場 充著、「ソフトウェア開発技術」、オーム社(1987)